【艸∪O`小説$*】1巻+。・*
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noel[PC−nh0V] 11/30(日) 10:47
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rei[PC−Vj5f] 10/25(木) 07:56
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★注意★[PC−LOPF] 4/6(金) 13:13
上から順番に読んでください

プロローグ[PC−LOPF] 4/6(金) 13:13
プロローグ


小さい頃からすごく仲がよかった女の子。
そいつは俺の幼馴染でもあり、初恋の相手でもあった。
ずっと一緒に過ごしていたために、子供心に俺たちは
この先もずっと一緒だと思ってた。

だけど突然親の転勤が決まり俺は引っ越すことになった。
あまりにも急な転勤だったため、たいした別れも出来ずに
俺たちは離れ離れになった。

小学5年の夏だった。


それから5年後。
親の転勤で再び戻ってきた俺だったが、
もう会うこともないだろうと思っていた。

そんな矢先、俺の転校先の高校は偶然にも
幼き頃の初恋の相手、そいつが通う高校だった―――

[PC−LOPF] 4/6(金) 13:12
―第1話―

校庭には大きな桜の木。花びらがひらひらと舞っている。校舎に入れば無駄に長い廊下が目の前に……ガヤガヤとにぎわう教室はやけにうるさい。それもそのはず…今日は、転校生がやってくるのだから…。

ガララ……
教室のドアが開くとともに小柄な女の先生が入ってくる。後ろには例の転校生もいた。
【女子生徒A】『ねぇ…あの子じゃない?転校生って…』
【女子生徒B】『転校生が来るって本当だったんだぁ…』
教室内はさらにガヤガヤしはじめた。
【先生】『みなさん今日は昨日報告したとおり、転校生がいます… えっと…じゃあ自己紹介してくれるかしら?』
先生は転校生の方を見て、にこにこと笑みを浮かべている。
【転校生】『えっと俺の名前は黒瀬純也です。』

[PC−LOPF] 4/6(金) 13:12
その転校生、黒瀬純也はそれほど緊張したふうでもなく、淡々と話している。
その間にも話し声は止まず、女子たちは「かっこよくない?」やら「彼女はいるのかなあ?」などと騒いでいた。
【純也】『あー…これからよろしく』
一通り紹介が済み、純也は転校生なら必ず言うだろう決まり文句で終わらせた。
【先生】『みんな仲良くしてねー』
これまた担任の決まり文句に、周りは「はーい」と適当に返事をした。
【先生】『じゃあ…黒瀬くんの席はあそこの空いてる席ね』
担任が指した席は窓際から二列目、一番後ろだった。
純也はまっすぐ机に向かった。
机に鞄を掛け、座るのと同時に左隣の青年が話しかけてきた。
【隆】『俺、藤沢隆。よろしくー』
そう言うと隆はニカッと笑った。
【純也】『…よろしく』
にこにこと笑う隆に純也も笑い返した。
【隆】『なぁ、何でこの学校に来たんだ?』
その質問に純也は不思議そうな顔をして、首をかしげた。
【純也】『……何で?』
何でそんなことを訊く?質問した筈が何故か逆にそう質問された隆は、僅かに眉をひそめた。
【隆】『いや、まぁ、何と言うか。……まぁ、いっか』
どうも腑に落ちないようだが諦めたらしい。
【純也】『親の転勤』
【隆】『は?』
急に質問の答えを返されても。
【隆】『あ、えっと。……へぇ、そうなんだ。じゃ、遠いとこから来たのか』
すると突然。
【先生】『…藤沢君』
語尾にハートマークがつきそうな先生の呼び掛けが。
【隆】『……あ』

[PC−LOPF] 4/6(金) 13:10
隆は純也に「ごめん、行ってくる」と言って、すぐさま先生の方へ行った。先生と隆の方から「藤沢君、またこれ頼みたいんだけど…いいかしら?」などと聞こえてくる。先生はそう言って、茶色い封筒を隆に渡した。一体中に何が入っているのだろうか。隆はその茶色い封筒を持って、自分の席に座った。
【純也】『封筒に何がはいっているの?』
純也は封筒の中身が気になり、すかさず聞いた。
【隆】『あー…この中には大事な書類がたくさん入ってるんだ…俺これでも学級委員だからさっ!よく先生にいろいろと頼まれるんだよ』
隆はそう言って封筒の中からたくさんの書類を取り出した。
【純也】『へー…隆って頭いいんだね!すげーなっ』
純也は感心しながらそう言った。
【隆】『すごくないって!』
隆は少々照れているようだ。
【純也】『だって俺、そんなのやったことないし。やりたいと思ったこともないからさ』
【隆】『ふーん?まあ好きでやってるしね、俺』
隆は人前に出て意見を言ったり、クラスをまとめたりするのが得意なのだ。
【純也】『そこがすごいって言ってんの』

[PC−LOPF] 4/6(金) 13:10
純と隆がそんな話をしているところに、一人の女子生徒が近づいてきた。
【?】『…藤沢君。私もそれ手伝うよ』
隆は女子生徒の方を見た。
【隆】『いいって。コイツに手伝ってもらいし』
【純】『は?』
隆は純に視線を戻してニカッと笑う。
女子生徒は純を見た。そして軽く目を見開いた。
【?】『……えっと。今日、転校してきた人だよね…?』
【隆】『そうそう。お前、朝の話聞いてなかったのか?ぁ、純。コイツな、俺と一緒に学級委員やってる春日結衣』
その名前を聞いて、今度は純が目を見開いた。そして初めて女子生徒の顔を見る。
二人ともお互いの顔を見たまま固まってしまった。
【隆】『……って、何。あれ?知り合い?』
しかし純はふいと結衣から顔をそらした。
【純也】『……』
相変わらず視線を外し黙りこくる純也を結衣は見ていた。
そんな結衣を不審に思ったのか、
【隆】『…どうした?』
【結衣】『!ううん、なんでもないよ』
はっとしたように結衣は首を横に振りながら隆に視線を戻し、笑いかけた。
そしてその場を取り繕うように切り出す。
【結衣】『それより早く行こう?』
それ、頼まれてるんでしょ?と机の上の茶封筒を指しながら言った。
【隆】『あ…うん、そうだな』

[PC−LOPF] 4/6(金) 13:09
――放課後

【隆】『あー…、やっと1日が終わった……』
そう言いながら欠伸をする。そんな隆に純也は苦笑した。
【純也】『いつも、そんな調子なのか?』
隣に並んで歩く隆は、また欠伸をした。そんなに眠いのだろうか。
【隆】『んー……、しょーがないだろー?……………そんなコトより』
眠そうな、気の抜けたような顔はそのままにしているが、声色は急に真剣なものになった。
純也は視線だけ隆に向ける。
【隆】『……朝、どうしたんだ?』
なんとなく言われるコトが分かっていた純也は、視線を隆から前に戻す。
【純也】『………朝?』
とぼけてみた。
【隆】『とぼけんなよ。春日だ』
隆も純也も、表情は全く変わらない。のんびりとしている。
【純也】『そいつが、どうかしたか?』
表情は変わらない。
が、純也の口調は穏やかではなかった。
【隆】『だからお前らなんかあるんだろ?』
徐々に表情が険しくなる。
【純也】『何で…そんなに知りたがんの?』
隆が勢いよくきいてくるので純也は疑問に思った。
【隆】『そっ…それはだな…』
隆の焦り方は明らかに何かあるという感じだった。
【純也】『なんかあるのは隆の方なんじゃないの?』
純也は隆の心境が知りたくて仕方がない。
【隆】『純也こそ自分のことは棚に上げて俺のことを聞き出すのか?』
隆も負けじと言い返す。
【純也】『そんなのお互いさまだろ』
しばらく緊迫した空気が続いた。

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