『友人をチョコボールで殺しかける』
それは中学での修学旅行の出来事。
修学旅行も最終日の夜。
さすがに疲れたのか、友人のYはオイラたちより早く寝てしまった。
そのうちにいびきまでかく始末。
『すピーすピー』今度は鼻から変な音。
頭にきたオイラたちは、チョコボールを鼻の穴に押し込んでやった。
さすがに苦しいのか、Yは微かに口を開け、しかし、まだ寝てやがる。
そのうち、チョコボールのチョコが溶け出し、Yの鼻はチョコまみれ。
オイラたちが息を殺して笑い転げていた次の瞬間、溶けて小さくなりかけていた、
チョコボールが、
『スポッ』
と、鼻の奥に吸い込まれていった。
おッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
と、見ていると、まるで痰が絡んだかのような音を立てて、もがいている。
そのうち、全身が細かく震えだし、ぴくぴくと動いていた。
こりゃヤバい、とYを起こすが、口から泡を吹いて白目をむいている。
さすがに手におえないと、先生を起こしに行き、哀れYは顔中チョコまみれのまま、
夜の病院へと運び込まれて行った。
そのあと、朝まで五時間、オイラたちは正座をさせられた挙句、翌日の自由時間は反省文を原稿用紙10枚書かされた。
しかし、あの時、Yは本当に死ぬかと思った。
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